ダイビングスキルが向上して、水中を楽しむ余裕がでてきたら、次は自分の目 で見た美しい世界、そして瞬間の感動を記録として残したくなるのが心情。
トロピカルな魚と一緒に泳ぐ姿。同じ楽しみを共有したバディとの思い出。迫 力ある大物との遭遇シーン。水中写真は、そんな感動の記録はもちろん、肉眼では気づかなかったマクロな世界をも写しとってくれる。
岩の間から覗いてた魚の顔をアップでパチリ。出来上がった写真を見てみると 、魚の口の中に、もう一匹の小さな魚が。それは、大きなハタの口のなかをクリーニングしていたベラの仲間だった。なんていう再発見があるのも、水中写真な
らではの面白さだ。
ダイビングの楽しみをグンと拡げるこのコースでは、カメラの基本的な使い方 から撮影のテクニック、フィルムの特性などをレクチャーしてくれる。また、海洋実習では、自然光とストロボ光の撮影、露出設定の方法や、被写体との距離感
などまで習えるので「ちゃんと撮ったはずなのに…」なんて失敗はなくなる。
テクニックを学んだら、次は水中カメラ。これには簡単な使い捨てタイプから 、ポピュラーなニコノス、1眼レフカメラをハウジングに入れた本格タイプなどさまざまなタイプがある。まずは自分の撮影目的にあったカメラを選んでトライ
。水中写真は、海中でのチャレンジ精神、陸上での感動と、2つの新しい喜びをもたらしてくれる。海通いがますます楽しくなることは間違いナシだ。
|